Pirelli Fun Track Day in Nasu Sports Land
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今回はピレリジャパンが主催するサーキット走行会、ピレリ ファン トラック デイに参加して来ました。 ピレリまたはメッツラータイヤを装着している人は割引価格の12、000円(30分×3本、ケータリングとお土産付き)で参加できる走行会で、年に3〜4回開催されます。
今回はピレリタイヤの特約店である、オートバイ屋さんに申し込んでの参加でした。場所はレッドバロンによって復活を遂げた那須モータースポーツランドで、松千代にとって全く初めてのサーキット(しかも苦手な右ばっか)です。
今回は前日の夜10時に出発してサーキットの近くの道の駅に車中泊する予定でしたが、風呂入った後に子供達と布団でゴロゴロしてたらいつの間にか寝込んでしまい、気づいたら夜中の2時でした。 車中泊はこの時点であきらめ、ゆっくり用意して3時に出発しました。
途中道に迷ったりしながら無事7時にサーキットに到着。 いくらなんでも早すぎだろと思ったがゲートが開いていてパドックまで入れたので車をパドックへ。そこには既に今日一緒に参加する、シャア・ミレさんがいて準備をしていました。8時頃になると続々と参加者が集まってきましたが、思ったより参加者は多くなく想像では茂原モトブレイクみたいな混雑を予想していたんですが、ちょっと拍子抜けでした。 今日一緒に参加するアプリリア軍団もトラックにアプリリアを満載して到着。 Tuonoは自分だけですが、他ファルコ、ミレとこれだけのRSVがサーキットを爆走するのは過去例がないのではと思います。
8時半頃からブリーフィングがあり、本日の講師役の紹介がありました。その講師役の人は以前「虎の穴」でお世話になった鈴木大五郎選手でした。 また、以前の梨本塾で同じクラスでレースをしてブービーを競い合った別冊モーターサイクリストの編集部の人も取材で来ていました。 狭い世界ですね。 

パドックに到着。 隣はシャア・ミレさん。    この他はまだ誰もいない。 実はこの時何故か設置してあるジュースの自動販売機が「フリードリンク」と貼ってあり押すと押すだけ出てきた。ジュースタダなんて太っ腹だね〜なんていいながら2本程頂いた。 しかし、後ほど見ると「フリードリンク」が剥がされていて有料化していた。 もっといっぱい取っておけば良かった・・・・・・・・。  
Tuonoを降ろす。  
アプリリアジャパン到着。
今日は試乗車を4台持ってきており、試乗会、およびその後は走行枠でも希望者に貸し出していた。(05RSV2台、新型Tuono、RS125スペインズNo1)

アプリリア軍団到着。
コントロールタワーです。
メインストレート(最終コーナー方向)
メインストレート(1コーナー方向)
アプリリアのテントとその後ろにある
ピレリコーナーの看板群。
っていうかちょっとしつこいような・・・。
パドックです。
ピレリジャパンスタッフによるブリーフィング中
1本目
本来20分×3本の走行予定だったのですが、同時開催する予定だったイベントが中止になった関係で30分×3本ということになりました。
松千代は初めてのサーキット、しかもレイアウトが苦手な右ばかり、そしてTuonoを逆シフトにして初めてのサーキット走行とかなり危うい状態にもかかわらず、無謀にもクラスは一番上にエントリーしてしまいました。
一応今回は、ラップタイム50秒を切ることを目標としました。 これは昔ここで開催されていたROMCという草レースの記録を見て、速い人は45〜48秒位で走っていたようなんで、とりあえず50秒を切って49秒台で走れば初めてとしてはOKかなと思ってです。
このコースは全長は茂原ツインサーキット東コースと同じ位ですが、茂原が左主体でコーナーの数が多いのに対して、ここは右ばかりでメインストレート以外にメインより長い140km以上出るバックストレッチがあって、コーナーの数も少なめです。特にバックストレッチの後の通称「ツバメ返し」と呼ばれるシケインみたいなところに進入するブレーキングが結構難しいらしいです。     で、1本目ですが、最初に3週の先導走行があったのでその間にシフトパターンを考えコースを覚えるように走りました。 シフトパターンはバックストレッチで3速に入れてその後のツバメ返しの進入で1速落とす、後は2速ホールドって感じが一番走り易そうです。 逆シフトも先導走行で慣れてきて問題無く行けそうです。 路面も思ったより良く、気温の高さと相まってとても良くグリップします。 バックストレッチからのシフトダウンとブレーキングは、最初は何周かに一回は後輪をホッピングさせてしまい怖い思いをしましたがだんだん慣れてきました。 しかし、気温がかなり上がって来たのでかなり暑い。しかも30分はかなり体感的に長く、だんだん右手が疲れと振動で痺れてきた。 右コーナーはトミンの走り込みも効いたのか思ったより苦手では無くなっていたのが救いでした。30分もあったのでコースに慣れるのには良かったが、とにかく疲れた。ラップショットの設定が間違っていて一度ピットインしたのでこの会は17週で終了。終わり間際に終盤にず〜っと絡んでいたドカのモンスターS4Rかなんかのレーサーをバックストレッチのブレーキングでぶち抜けたのがとても嬉しかった。
ベストは最後の周で49秒49といきなり目標を達成してました。初めてのサーキット、苦手な右だらけ、そして初逆シフトにしては上出来です。まだバックストレッチのスピードが乗っていない(この回のトップスピード135km)のと、最終コーナーが難しく上手く曲がれてないのでメインストレートのスピードが乗らないのでそこらへんが上手く行けば47〜48秒台も行けるかもしれないと感じました。
昼休みアプリリア試乗会
午前1本走ったあと、昼飯だったのですがその前にアプリリアの試乗会があり、松千代は、新型Tuono,RS125、そしてMy05RSVにそれぞれ試乗してみました。 で、インプレを簡単に述べると・・・・・・

新型Tuono:これは市街地では乗ったことが何度かありますが、サーキットを走るのは初めてです。本当はあまり乗りたくありませんでした。欲しくなるのが判っていたから。でも空いていたのでつい乗っちゃいましたww。自分の旧モデルに比べ滅茶苦茶乗りやすく、コーナーリングも安定して恐怖感も無し。それでもって速い。これ反則?って感じでした。やはり新型は伊達じゃない。ちゃんと進化していました。見た目だけじゃなく、機動性もザクとガンダム位の差ってところでしょうか。たぶん乗りなれた自分のTuonoよりすぐ速く走れるでしょう。 やっぱり乗らなきゃ良かった・・・・・orz

MY05RSV
これもとても乗りやすくしかも速い。試乗なんで飛ばしていないはずなのにバックストレッチで140km以上出てたし・・・・・。でも自分にはポジションが辛いので走っている時の快感度は新型Tuonoが上。僕にはやっぱりTuonoが合ってます。

RS125:これは最高に楽しかった!! スペインズNo1カラーっていうのもあるがこれが一番「その気」にさせるバイクだった。走り初めはトロいのと最初のコーナーであまりに軽いのでふらついて怖かったが、慣れてくると物凄く楽しい。2ストなんでパワーバンドをキープするためシフトアップダウンを頻繁に行うのとパワーバンドに入ったときの音と加速感はレーサーそのものって感じ。惜しむらくはこれが自分のマシンではなく思いっきり走れなかったこと。 フルパワー化してチャンバー入れたらサーキットはこれで走って、Tuonoは街乗りツーリング専用にしてもイイって思える位欲しい!! 
試乗会開催中!!
昼食はケータリングでイタリアンランチでした。
こんな感じで食べます。
食後はピレリジャパンのタイヤ講座がありました。
ちなみに昼食付きなんですが、このイタリアンランチが結構イケてました。量的にも丁度良く、ドリンクが付いてないのがちょっとですが、まあ、レッドバロンの50円販売機があるのでそれは良しとしましょう。
最後に余ったデザートの冷たいチーズケーキを欲しい人に配りまくっていて、松千代は減量中にも関わらずついもらっちゃいました。
アイスのように冷たくってとても美味しかったです。
2本目
で、飯食べてだる〜く、ねむ〜くなったところで2本目です。気温もかなり上がり高原とはいえとても暑いです。 
この回も1本目と同じく先導をするミレR乗りのゆうやさんについて2番目でコースインします。 ゆうやさんは47〜48秒位で走っていたので1本目は少しづつ離されそのうちに見えなくなりました。 2本目はできるだけ付いていってみようと思い頑張ります。 1周の先導走行が終わりゆうやさんがペースを上げます。 離されないように食いついて行こうとするが徐々に離されていきます。先ほどの試乗会で正シフトの試乗車を乗りまくったのが良くなかったのか、再び逆シフトに戸惑うことになる。 そうこうしているうちにバックストレッチエンドのシフトダウンで間違って2速落とししてしまい、ホッピングどころかリアが完全にロックしてスネーキング状態になってしまった。 そのまま倒しこめば進入スライドの出来上がりだが、そんなことは出来る訳も無く直立のままコースアウトしそうになり、かろうじていっぱいいっぱいのところでグリップを取り戻しそのままゆっくりとコーナーを曲がりました。もちろんゆうやさんは見えなくなり、同時に気持ちも萎えてしまいました。 それでも30分もあるので徐々にペースを上げていくが、なんかリズムに乗れない。その上、ブレーキ操作をする右手が振動で痺れてきてだんだんブレーキングが怪しくなってきた。 ラップショットは常に50秒台を記録し、どうしても49秒台にいれることが出来ない。 結局この回はリズムを掴めず、また暑さと右手の痺れでヘロヘロになって終了。バックストレッチエンドでの最高速は142kmと1本目より7kmも上がっているのにも関わらずベストは1本目の1秒落ちでした。
3本目
1時間休憩を取っていよいよ最後の走行です。 前回暑さと右手の痺れに悩まされたので、この回の勝負は最初の15周以内だと決めて走行しました。 この回もゆうやさんの後ろの2番手でコースイン。 1周の先導走行の後、ゆうやさんが先に行けとの合図。 松千代が先頭となりとにかく猛然と飛ばし始める。 休憩時に左コーナーの進入からピレリコーナーの進入にかけてのラインがインストラクターの鈴木大五郎選手のそれと自分のが全然違うのに気づいてこの回は鈴木選手のラインを通るようにする。 後ろにぴったりとついているであろうゆうやさんの手前変な走りは出来ないので先ほどのバックストレッチのシフトダウンミスの恐怖も忘れ頑張って走る。 ラップショットの画面に49秒台のラップが出始めていよいよ調子にのって飛ばし続ける。 苦手な最終コーナーも結構上手く走れるようになった。 しかし、調子に乗りすぎてバックストレッチエンドで再び激しくホッピングさせてしまい、ここで少しスローダウンすることにして後ろにぴったり付いていたゆうやさんに前に行って貰う。その後はラインやブレーキング、シフトダウン等を意識しながら余裕のあるペースで走行を続けた。バックストレッチエンドでのシフトダウンによるホッピングはどうやらシフトダウンの時にクラッチを切っている時間が微妙に長いと発生するということがだんだん判ってきて、後半はほとんどホッピングしなくなった。
結局疲れてチェッカーまで30分は走れず5分前位にコースアウト。   この回のベストは49秒30と1本目を若干上回るに留まったが、49秒台前半から中盤がコンスタントに出ていたので良しとしよう。まだまだ1コーナーのブレーキングが早すぎる、バックストレッチのスピード不足、全体的にコーナーの繋ぎのアクセル空け不足等詰められる所は沢山あるが、これらは次回9月のピレリ走行会で挑戦しよう。

今回は沢山のミレ、ファルコとサーキットを走れたのに加え、30分×3本と沢山走れ、アプリリア試乗会で思いっきり楽しめて、しかも朝の無料ドリンク、昼のイタリアンランチに無料チーズケーキ、最後にお土産のメッツラーのTシャツと次回参加1500円割引券までついて12000円とはとっても得した気分の走行会でした。 次回も絶対に参加しようと思います。
今回のベストタイムです。
赤いガムテープは速度計を見ない為です。
走行中に速度を見てしまうとチキンになる
ので・・・・・・。
走行後のリアタイヤ。
今日の気温にしては
思ったよりサラッとしているし
あまり減ってもいない。
ソフトコンパウンドなのに
結構イケるのかな?
同じく前輪。
こちらもソフトなのに酷く荒れてはいない。
さすがレンスポRS。